クラウドソーシング「ランサーズ」

2019年06月19日

JP 東芝 AB7068 リパッティ カラヤン ルツェルン音楽祭管 モーツァルト ピアノ協奏曲21番

《通販レコードのご案内》数少ない、しかしいずれも宝石の輝きに似た貴重さを持つリパッティの遺産。


JP 東芝(赤盤)AB7068 リパッティ・カラヤン・ルツェルン モーツァルト p協奏曲21番(輸入メタル使用日本編集盤)

品番 34-22436
商品名 JP 東芝(赤盤)AB7068 リパッティ・カラヤン・ルツェルン モーツァルト p協奏曲21番(輸入メタル使用日本編集盤)
レコード番号 AB7068
演奏者 ディヌ・リパッティ
作曲家 ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト
指揮者 ヘルベルト・フォン・カラヤン
オーケストラ ルツェルン祝祭管弦楽団
録音種別 MONO
ジャケット状態 M-
レコード状態 EX
グレード(器楽) ミディアム

販売レコードのカバー、レーベル写真


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レーベル・ワンポイントガイド

ANGEL RECORDS》は天使を模したレーベル・デザインで、ユダヤ・キリスト・イスラム三宗教にまつわる記録天使をアレンジしたもの。「Angel」のレーベル名が日本で使用されていたのは、EMIというレーベル名になる前の「HMV」レーベルのシンボルマーク「His Master's Voice」(蓄音機に耳を傾ける犬の絵)が、言うまでもなく、このマークの使用権は米ビクター、日本ビクターにありましたから、日本とアメリカでは使用できなかったからです。そのためやむなく、HMVではアメリカと日本では犬のマークになる前の古い天使のシンボルマークを使用し、レーベル名も「Angelレコード」にしたわけです。
1963年1月、英EMI傘下のイギリスのコロムビア・レコードの日本配給権が日本コロムビアから東芝音楽工業に移行したのを受け、それまでクラシック・ポピュラー問わず統括していた「エンジェル・レコード」から、クラシック系を「エンジェル」、ポピュラー系を「オデオン」と分割し、販売を開始した。
英EMIのアメリカ流通や1973年に東芝との合弁で誕生した「東芝EMI」でもレコーディング・エンジェルが使われ、日本でも広く認知されました。
英仏盤のみならずこの東芝音楽工業時代に制作・録音された時代と同じ空気を感じられるのが初期盤収集の楽しみ。1960年代初頭リリース・当時の「東芝音楽工業株式会社」製レコードは丁寧な造りで英国直輸入スタンパー使っていた所為か高音質なものが多い。アナログ的で引き締まった密度のある音と音色で、楽音も豊か。情報量が多く、対旋律の細部に至るまで明瞭に浮かび上がってくる。高域は空間が広く、光彩ある音色。低域は重厚で厚みがある。オーケストレーションが立体的に浮かび上がる。 モノクロではなくこんなにカラフルで立体的なのは、 さすが初期東芝工業盤、ハンドメイドの余韻が感じられます。


RecordLabelANGEL RECORDS
Recording&WeightMONO
Release&Stamper-
  • 通販レコード
  • オーダー番号34-22436
  • 販売価格3,000円
    (税別)
  • 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。

詳細掲載ページ
https://recordsound.jp/analogsound/index.php?mode=detail&gid=22436

シューマンのピアノ協奏曲はウルトラセブン最終話で、モロボシダンがアンヌに素性を告白、アンヌが「ダン!行かないで!」と叫んだ瞬間にかかるのが、まさにこの録音。音楽担当の冬木透氏がそれまでの常識を打ち破り、クラシック作品を子供向けの特撮ドラマで延々とかけました。それがあまりにも映像とマッチしていたため、ここからクラシック・ファンも多く生まれ、音源を突きとめた少年までいたことが『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』(青山通著・アルテスパブリッシング)に詳しく述べられています。冬木透氏は、不治の病のリパッティのあとのない切迫感が、素性を明かしM78星雲へ帰らねければならないダンの心境を表すのに、これ以上のものはないと選んだそうですが、まさに慧眼。
リパッティほど多くの讃辞につつまれたピアニストはすくない。彼のテクニックは超凡であったが、技巧のための技巧家ではなかった。むしろ、彼は、音楽が何を表現し何を聴衆に語らなければならないかという思索を重ねたひとである。彼のレパートリーはけしてせまいものではなかったが、とくに、バッハ、モーツァルト、シューベルト、シューマン、ショパンを得意としたが、ベートーヴェンなどもリサイタルではかなり弾いている。彼が一旦とりあげた曲に対しての表現の追及の厳しさは、たとえば、ベートーヴェンの「皇帝」協奏曲を弾くために4年がかりで研究と練習を積み、チャイコフスキーの協奏曲を弾くために3年を費やしたという話にその一端がうかがわれよう。
彼の演奏は考えぬかれ、磨き上げられて達成されたものである。リパッティはレコーディングが嫌いな方ではなかった。EMIの音楽部長として名演奏家の名レコードの数々を世に送ったウォルター・レッグはリパッティの回想記の中で、彼はむしろ、レコーディングを好んだし、そのために生のコンサートの録音についてもいつも好意的であった、と記している。のこされたリパッティのレコードの数がひじょうにすくないのは、彼の病身のせいでもあったのだ。このレコードのモーツァルトの協奏曲は演奏会録音である。しかし、彼の遺したレコードはいずれもが珠玉のような名演ばかりである。そこには、かつて、プーランクがリパッティを評した“神のような精神を持った芸術家”としてのリパッティの人格と芸術性が込められている。リパッティのレコードは、好楽家に対するまたとない遺産なのである。
数少ない、しかしいずれも宝石の輝きに似た貴重さを持つリパッティの遺産のうち、おそらく最も条件の整ったアルバムがこれ。だが、リパッティはモーツァルトのピアノソナタでは、この「K310」一曲しか残していない。あまりにも美しいモーツァルト、気品に満ちたバッハなど。リパッティのピアノは幅が大きく多様な表現の中に深い詩情を湛えている。その美しさは他に類を見ない。


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初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」

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Posted by analogsound at 15:30│Comments(0)協奏曲器楽曲
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