2020年01月31日
DE EMI ASD4059 イツァーク・パールマン カルロ・マリア・ジュリーニ ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲
《通販レコードのご案内》不自由な体に反発するような、瑞々しく豊潤な演奏。
品番 | 34-17152 |
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商品名 | DE EMI ASD4059 カルロ・マリア・ジュリーニ ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲 |
レコード番号 | ASD4059 |
作曲家 | ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン |
演奏者 | イツァーク・パールマン |
オーケストラ | フィルハーモニア管弦楽団 |
指揮者 | カルロ・マリア・ジュリーニ |
録音種別 | STEREO |
ジャケット状態 | EX |
レコード状態 | M- |
製盤国 | DE(ドイツ)盤 |
グレード(協奏曲) | ミディアム |
レーベル・ワンポイントガイド
《GERMAN COLOR DOG》1980年代中ごろからの、主にデジタル録音主体の時代のレーベルは、ステレオ初期の「セミサークル」に似たデザインのものになり、これを「新ニッパー」と呼んだり、わたしは「後期セミサークル」としてもいます。この時代以降からイギリス以外の国で使用されたのが、オレンジに近い赤地にラウンドカーブで太めに黒色で縁取られた「EMI」の文字と「ニッパー」をコンパクトにまとめたロゴを配した「COLOR DOG」と呼ばれるデザインです。Record Label GERMAN COLOR STAMP DOG Recording & Weight STEREO DIGITAL 1枚組 (130g) Release & Stamper 8109 - 通販レコード
- オーダー番号34-17152
- 販売価格3,500円
(税別) - 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。
- 詳細掲載ページ
- https://recordsound.jp/analogsound/index.php?mode=detail&gid=17152
パールマンの音色は、スピルバーグ監督の映画「シンドラーのリスト」(1993年)での希望と失望の混じった哀切きわまるヴァイオリン演奏が忘れられないでしょう。1945年8月31日生まれの74歳。初来日は1974年で、その後、度々来日している。4歳のときにポリオ(小児麻痺)にかかり、下半身が不自由になりますが、ヴァイオリニストになる夢をあきらめずに叶えた苦労人。車いすに乗った彼がステージに登場すると万雷の拍手が起こる。やがれ指揮者として指揮台に座ることが多くなっていったが、それでも体調が良ければ一節でもヴァイオリンを聴かせてくれるんじゃないかと、一筋の希望を胸にしながら演奏会を見守っている。演奏においてのみならず、教育者としても高く評価されているパールマン。LPレコードで彼の音色に陶酔していた頃の録音を再び手に取る機会がある度に、「シンドラーのリスト」以降の音色で再び聴きたい、と強く思う気持ちは年々強くなっています。
技巧を技巧と感じさせない抜群のテクニックで、難所もことなげにこなしています。ヴァイオリン協奏曲は、ベートーヴェンの作品にしては深刻なところが皆無で、晴朗、快活で詩情豊かな作品です。ティンパニの弱音の連打で始まりすぐに出てくる第1主題から伸びやかな感覚に包まれます。長いオーケストラの序奏は指揮者の腕の見せ所で、ここがうまく演奏されると、いやがうえにも期待が高まります。そして独奏ヴァイオリンがそっと出てきて、オーケストラと幸せな対話を繰り広げます。天性の明るさ、健康な精神の美なのです。パールマンの屈託のない明るく晴れやかな音は、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲にぴったりです。
彼がアシュケナージと組んだ瑞々しいベートーヴェンのソナタ集も手元で健在で。このベートーヴェン協奏曲の演奏も曲想こそ違え、仕上がりは共通。ジュリーニ&フィルハーモニア管の情緒的旋律重視のバックが、そのしっとり感を助長してひたすら甘く淀みない仕上がりになっています。本演奏は1980年録音でまだパールマンは30歳代半ばだから、もう少し冒険が欲しいと思ったものですが、ここ10年来はそれが味わいに転じました。パールマンの弾くそれぞれの協奏曲の演奏は、それぞれの協奏曲の王道を行く演奏と言えるようになりました。
録音:1980年9月14-15日ロンドン、アビー・ロード・スタジオ[デジタル]
技巧を技巧と感じさせない抜群のテクニックで、難所もことなげにこなしています。ヴァイオリン協奏曲は、ベートーヴェンの作品にしては深刻なところが皆無で、晴朗、快活で詩情豊かな作品です。ティンパニの弱音の連打で始まりすぐに出てくる第1主題から伸びやかな感覚に包まれます。長いオーケストラの序奏は指揮者の腕の見せ所で、ここがうまく演奏されると、いやがうえにも期待が高まります。そして独奏ヴァイオリンがそっと出てきて、オーケストラと幸せな対話を繰り広げます。天性の明るさ、健康な精神の美なのです。パールマンの屈託のない明るく晴れやかな音は、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲にぴったりです。
彼がアシュケナージと組んだ瑞々しいベートーヴェンのソナタ集も手元で健在で。このベートーヴェン協奏曲の演奏も曲想こそ違え、仕上がりは共通。ジュリーニ&フィルハーモニア管の情緒的旋律重視のバックが、そのしっとり感を助長してひたすら甘く淀みない仕上がりになっています。本演奏は1980年録音でまだパールマンは30歳代半ばだから、もう少し冒険が欲しいと思ったものですが、ここ10年来はそれが味わいに転じました。パールマンの弾くそれぞれの協奏曲の演奏は、それぞれの協奏曲の王道を行く演奏と言えるようになりました。
録音:1980年9月14-15日ロンドン、アビー・ロード・スタジオ[デジタル]
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入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。
GB EMI SXLP20004 ヤコブ・ギンペル ルドルフ・ケンペ ベートーヴェン・ピアノ協奏曲5番「皇帝」
DE EMI 1C 047-01 404 エトヴィン・フィッシャー ベートーヴェン・ピアノ協奏曲3番
FR COLUMBIA SAXF817 オイストラフ&クリュイタンス ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲
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AU EMI OASD3198 ユーディ・メニューイン モーツァルト・アデライード協奏曲
Posted by analogsound at 15:55│Comments(0)
│協奏曲