クラウドソーシング「ランサーズ」

2019年06月06日

IT VEP QALP5345 アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ モーツァルト ピアノ協奏曲15番

《通販レコードのご案内》磨き上げられた音の美しさ。音色は信じがたいほど透明なのに、軽くはなく。密度は濃く、聴き手の集中力をのみ込む深さがある。


IT VEP QALP5345 ミケランジェリ モーツァルト・P協奏曲15番

品番 34-22665
レコード番号 QALP5345
演奏者 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
作曲家 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
録音種別 MONO
ジャケット状態 M-
レコード状態 M-
製盤国 IT(イタリア)盤
グレード(協奏曲) ミディアム

販売レコードのカバー、レーベル写真


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レーベル・ワンポイントガイド

セミサークル》は基本的には、赤の地に上半分の半円の中に蓄音機とニッパーの絵が入り、半円の上部は「HIS MASTER’S VOICE」のロゴが印刷されたデザインになります。これを、「ラージ・ドッグ・イン・セミサークル(半円、ハーフムーン)」と呼びます。フランス盤は、LA VOCE DEL PADRONE(VEP)となる。
HMVの名演・名録音がカタログを埋め尽くしている。番号では、ASDの576あたりから2470までは、ステレオ録音のオリジナルであると考えられています。中でも、シューリヒトのブルックナー、ケンペ・バルビローリの一連の録音、そして、デュ・プレの名盤は、オーディオファイル・音楽ファンの憧れの的です。


RecordLabel-
Recording&WeightMONO
Release&Stamper-
  • 通販レコード
  • オーダー番号34-22665
  • 販売価格4,000円
    (税別)
  • 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。

詳細掲載ページ
https://recordsound.jp/analogsound/index.php?mode=detail&gid=22665

イタリアの生んだ名ピアニスト、アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(1920〜1995)が31歳のとき(1951年6月、ミラノ)に演奏したモーツァルトのピアノ協奏曲第15番 K450(エットーレ・グラチス指揮、ミラノ・ポメリッジ・ムジカーリ交響楽団)。Side-1に、28歳のときに(1948年10月、ロンドン)レコーディングしたブラームス「パガニーニの主題による変奏曲」、バッハ=ブゾーニのシャコンヌ。
ベネデッティ=ミケランジェリは、同じ作品を徹底的に繰り返し練習し、表現の細かい部分まで磨き上げ、精巧無比な技術と強靭な理性をもって感情の抑揚を統御し、コンサートや録音に臨んでいた。極度のスピード狂で、カーレースの「ミッレミリア」に参加していたとか。マウリツィオ・ポリーニやマルタ・アルゲリッチが弟子入りした時は、なかなかピアノを教えようとせず、ピンポンに延々付き合わせていたとか。戦争中はパルチザンに参加し、仲間の密告でゲシュタポに逮捕されたものの、敵側にミケランジェリの元生徒がいたおかげで脱獄出来たとか。同じく戦争中にヴィルヘルム・フルトヴェングラーと何曲か録音していたとか。好奇心を刺激するような話に事欠かない。
そして、キャンセル魔として有名で、ピアノの響きが少しでも気に入らないとコンサートをしない、ということもしばしばあった。足を運んでキャンセルとなったファンが、また新しい話を伝え聞くことで溜飲を下げていたのが、たくさんの逸話を残すことになったのだろう。中途半端な状況でコンサートをしても自分自身のためだとしても、聴衆に対して望ましくないことだとしても、正確に聴衆に伝えることは出来ない。幸い演奏会が開かれると、ベネデッティ=ミケランジェリの音色を出しきれた、ベネデッティ=ミケランジェリの芸術が遺憾なく発揮される結果を招く。そこには一回性の感情表現はなく、完璧なアーティキュレーションと混じり気のない美しいピアノの響きのみが存在している。音色は信じがたいほど透明なのに、軽くはなく。密度は濃く、聴き手の集中力をのみ込む深さがある。
1939年のジュネーヴ国際音楽コンクールに優勝したミケランジェリは、審査員のアルフレッド・コルトーに「リストの再来」と賞賛され期待を浴びる。こうした若い時の正規録音が遺っている。J.S.バッハ(ブゾーニ編曲)の「シャコンヌ」、ブラームスの「パガニーニの主題による変奏曲」は、インスピレーションとアーティキュレーションが互いに強い支配力を持ち、ここぞという時は縦横無尽に音楽のキャンバスの上を疾駆している。神業のような指使いがありありと目に浮かぶほど音が克明で、色彩も豊か。左手の雄弁かつ明晰な響きも印象的だ。「これだけ完璧に弾かれたらこの曲は弾けない」とピアニストたちにも思わせるのだから、圧倒的な演奏に眩暈がする魔力がある。
モーツァルトのピアノ協奏曲第15番は1784年の作品である。フランス革命の5年前にあたる。モーツァルトらしい名曲が数々生まれるのは、もう少しあと。そのピアノ協奏曲第15番を、こだわって録音した音楽家がいる。レナード・バーンスタインがウィーン・フィルを振ってデッカに録音した。この盤が評価されるのは興味が持てる。
このころのモーツァルトの曲は、幼児っぽくもなければ晩年のとてつもない宇宙を感じさせるわけでもない。そのような曲は、曲としては完璧だろうと真面目に演奏しすぎると面白くない。
これはピアノのための管弦楽曲である


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Posted by analogsound at 20:00│Comments(0)協奏曲器楽曲
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