2019年12月24日
GB EMI SAN170-1 クリュイタンス デ・ロス・アンヘレス ゲッダ ベルリオーズ・キリストの幼時
《通販レコードのご案内》静かなる大作
品番 | 34-20677 |
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商品名 | GB EMI SAN170-1 クリュイタンス ベルリオーズ・キリストの幼時 |
レコード番号 | SAN170-1 |
作曲家 | エクトル・ベルリオーズ |
演奏者 | ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス ニコライ・ゲッダ エルネスト・ブラン ロジェ・ソワイエ グザヴィエ・ドゥプラ |
オーケストラ | パリ音楽院管弦楽団 ルネ・デュクロ合唱団 |
指揮者 | アンドレ・クリュイタンス |
録音種別 | STEREO |
ジャケット状態 | M- |
レコード状態 | M- |
製盤国 | GB(イギリス)盤 |
グレード(宗教音楽) | ミディアム |
レーベル・ワンポイントガイド
《ホワイト・エンジェル》1960年代の初め、英EMIはオペラや、声楽といった部門に特化したSANシリーズを新たに作った。EMIがエンジェルマークを復活させたラベルでニッパーとエンジェルが両方描かれているのはレコード会社の興隆を誇っているようです。デザインは金色の地に白色のニッパーとエンジェルが上下に描かれ、中央上部に扇形で「HIS MASTER'S VOICE」と書かれています。SAN101~203辺りがこのデザイン。セットもの箱入りとして販売されることも多くありました。ラベル面のSANとは別に箱自体にSLSのセット番号が振られていますので、カタログ番号は時に混乱してしまいます。Record Label WHITE ANGEL ED1 Recording & Weight STEREO 2枚組 (140g/ 140g) Release & Stamper 1966 1G/1G 1G/1G - 通販レコード
- オーダー番号34-20677
- 販売価格15,000円
(税別) - 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。
- 詳細掲載ページ
- https://recordsound.jp/analogsound/index.php?mode=detail&gid=20677
『キリストの幼時』は、「マタイによる福音書第2章のヘロデ王の幼児大虐殺」と「聖家族のエジプトへの逃避行の物語」を題材にし、聖三部作(Trilogie sacrée)とベルリオーズが言わしめるオラトリオだが、ほんのふとしたことで、パーティーの席で座興から一気に書き上げられたわずか3分ほどのささやかな合唱曲(第2部第2曲『羊飼いの聖家族への別れ』の原型)がその発端。これを「パリの宮廷礼拝堂の楽長ピエール・デュクレが1679年に作曲した古風なオラトリオの断章」と称して発表し、ベルリオーズの名を伏せた。これが功を奏し、聴衆も批評家たちもこの触れ込みを疑わず、作品は好評を博した。後にベルリオーズは自分の作曲であると明かしたが、評価が覆ることはなかった。
だいたいね、ベルリオーズをエキセントリックでグロテスクなロマン派の化け物だといった、何か特別扱いする人が多すぎて困るよ。ベルリオーズは他の作曲家となんら変わることはないのに、美しい作品が多い。 ― サー・コリン・デイヴィス
リズムの冴えや管弦楽法にもまして目を見張るのが声楽の扱い。フランス語のテクストは、全曲を通じてベルリオーズ自身による。本来キリスト者ではないベルリオーズの手によってこうした聖書にまつわる内容の作品が書かれた点といい、なにもかもがおよそベルリオーズのイメージからは遠いようにもみえますが、様式や手法よりもリアルな表現そのものを重視する斬新さという点で、これはこれでまた鬼才ならではの特異な才能が開花したジャンルといえるのではないでしょうか。
最終的に演奏時間100分近くを要する大曲とはなったものの、『ファウストのごう罰』や『レクイエム』にみられた巨大な編成や激情に替わり、いたって簡潔で意識的に古風なスタイルが採用され、平穏と静けさが支配する音楽となっています。
ベルギー生まれで主にフランスで活躍した名匠アンドレ・クリュイタンスによるエクトル・ベルリオーズ作曲 聖三部作「キリストの幼時」全曲盤。ただ美しさだけではなく、王位簒奪に悩み赤子を皆殺しにしようとするヘロデのアリアでは狂気を
感じさせる場面もあり、エジプトへの逃避という余り取り上げられることのない物語を見事に音楽で表現したベルリオーズの認識を改めさせるにたる名盤、名曲だ。
歌手陣も素晴らしい歌唱を聴かせる。録音も良好で、人が去る場合は声が遠のいていったり、天使の合唱を後方で歌わせることで天からの呼びかけを表現したりなど遠近感をもたせた演出も凝っている。
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
ニコライ・ゲッダ(テノール)
ロジェ・ソワイエ(バリトン)
クサヴィエ・デプラス(バス)、他
ルネ・デュクロ合唱団
パリ音楽院管弦楽団
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
1965年11月、12月、1966年9月、ステレオ・セッション録音。
だいたいね、ベルリオーズをエキセントリックでグロテスクなロマン派の化け物だといった、何か特別扱いする人が多すぎて困るよ。ベルリオーズは他の作曲家となんら変わることはないのに、美しい作品が多い。 ― サー・コリン・デイヴィス
リズムの冴えや管弦楽法にもまして目を見張るのが声楽の扱い。フランス語のテクストは、全曲を通じてベルリオーズ自身による。本来キリスト者ではないベルリオーズの手によってこうした聖書にまつわる内容の作品が書かれた点といい、なにもかもがおよそベルリオーズのイメージからは遠いようにもみえますが、様式や手法よりもリアルな表現そのものを重視する斬新さという点で、これはこれでまた鬼才ならではの特異な才能が開花したジャンルといえるのではないでしょうか。
最終的に演奏時間100分近くを要する大曲とはなったものの、『ファウストのごう罰』や『レクイエム』にみられた巨大な編成や激情に替わり、いたって簡潔で意識的に古風なスタイルが採用され、平穏と静けさが支配する音楽となっています。
ベルギー生まれで主にフランスで活躍した名匠アンドレ・クリュイタンスによるエクトル・ベルリオーズ作曲 聖三部作「キリストの幼時」全曲盤。ただ美しさだけではなく、王位簒奪に悩み赤子を皆殺しにしようとするヘロデのアリアでは狂気を
感じさせる場面もあり、エジプトへの逃避という余り取り上げられることのない物語を見事に音楽で表現したベルリオーズの認識を改めさせるにたる名盤、名曲だ。
歌手陣も素晴らしい歌唱を聴かせる。録音も良好で、人が去る場合は声が遠のいていったり、天使の合唱を後方で歌わせることで天からの呼びかけを表現したりなど遠近感をもたせた演出も凝っている。
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
ニコライ・ゲッダ(テノール)
ロジェ・ソワイエ(バリトン)
クサヴィエ・デプラス(バス)、他
ルネ・デュクロ合唱団
パリ音楽院管弦楽団
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
1965年11月、12月、1966年9月、ステレオ・セッション録音。
詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。プライバシーに配慮し、会員登録なしで商品をご購入いただけます。梱包には無地のダンボールを使用し、伝票に記載される内容はお客様でご指定可能です。郵便局留めや運送会社営業所留めの発送にも対応しております。
入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。
FR VSM CVC2053フォルスター ベルリン聖ヘドウィッヒ教会合唱団 バッハ・ヨハネ受難曲(ハイライト)
NL PHILIPS 6514 320 ペーター・シュライアー シュターツカペレ・ドレスデン モーツァルト・レクイエム
FR PHILIPS 6500 329 ヴォルフガング・サヴァリッシュ シューベルト・ミサ曲6番
GB EMI ASD2493 シュヴァルツコップ&セル リヒャルト・シュトラウス&モーツァルト歌曲集
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FR PATHE DTX101-2 アンドレ・クリュイタンス ベルリオーズ・キリストの幼時
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Posted by analogsound at 11:55│Comments(0)
│声楽曲