2019年12月16日
US CBS 61 549 ジュリアード弦楽四重奏団 ハイドン・3つの弦楽四重奏曲作品54
《通販レコードのご案内》ジュリアードSQの第1期黄金時代といわれる60年代の録音。録音の良さもあって、松脂がぶっ飛んできます。
品番 | 34-13628 |
---|---|
商品名 | US CBS 61 549 ジュリアードSQ ハイドン・弦楽四重奏曲 |
レコード番号 | 61 549 |
作曲家 | フランツ・ヨーゼフ・ハイドン |
演奏者(団体) | ジュリアード弦楽四重奏団 |
録音種別 | STEREO |
ジャケット状態 | M- |
レコード状態 | M- |
製盤国 | US(アメリカ合衆国)盤 |
グレード(室内楽) | レギュラー |
レーベル・ワンポイントガイド
《"Walking Eye" in Center》は“一つ目”とも呼ばれますが CBS という報道機関の象徴として目と足を模したウォーキング・アイとよばれるロゴが中央に描かれているデザインです。米国内プレスでなく、英国プレス、仏国プレス盤で主に使用されています。Record Label RED WITH BLACK LETTERING Recording & Weight STEREO 1枚組 (140g) Release & Stamper 1974 - 通販レコード
- オーダー番号34-13628
- 販売価格2,500円
(税別) - 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。
- 詳細掲載ページ
- https://recordsound.jp/analogsound/index.php?mode=detail&gid=13628
ジュリアード弦楽四重奏団の第1回目のベートーヴェン全集における、彼らのシャープな技術と強烈な表現力は、柔和なスタイルが主流だった当時の四重奏の演奏に大きな衝撃を与えた。このキビキビしたテンポは快感を伴う。そのベートーヴェンの延長にあるこのモーツァルト聴いてと、まだブダペストを聴くのかと自問した。
ジュリアード音楽院の校長であった作曲家ウィリアム・シューマンの提唱により第2ジュリアード弦楽四重奏団は、同校の教授たちによる4人のメンバーの高い技量を背景とした、感情をそぎ落としたドライで直線的な表現で世界の好楽家に衝撃を与えました。彼らの出現はまさに戦前のヨーロッパの演奏伝統を打ち破るように、当時の聴き手を驚かせるエポックメーキングな出来事でした。
戦前の弦楽四重奏と言えば、カペー弦楽四重奏団やレナー弦楽四重奏団のように第1ヴァイオリンが技術的にも音楽的にも抜きん出ていて、アンサンブルを主導しチームの音楽性を支配することによって演奏を作り上げていました。また演奏解釈上も旋律を曲線的に捉え、テンポの緩急を多用した情緒あふれる演奏スタイルが主流でした。そうした嗜好の中で、安定しきった技巧と精妙な合奏、鋭い感覚の冴え、そして格調高い音楽は、およそ余分な肉づけを見せない表現法で端的に弦楽四重奏という音楽の本質を明らかにし、まさにクァルテットの理想郷ともいうべき神業が実現されていた、と云わしめた。
そして、創設以来1997年まで半世紀にわたって第1ヴァイオリンを務めたロバート・マン、そのものだったと今は云えよう。他のメンバーは何度も入れ替わっている ― そのマンを中心に、卓抜した統一感のある演奏を特色とした、アール・カーリス(第2ヴァイオリン),ラファエル・ヒリヤー(ヴィオラ)、クラウス・アダム(チェロ) ― 当時ブダペストと並ぶクァルテットであったことは間違いない。ジュリアードSQの第1期黄金時代と言っていい、本家コロンビアに再度移る直前にEPICレーベルで行われた、1966年4月ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオでの録音。この演奏は鍛え上げられたアメリカの弦楽四重奏の一時代を象徴する、くっきりシャープで無駄のない引き締まった演奏が冴えわたる見事なもの。優雅なハイドンをものともせず、冒頭から圧倒的なハイテンション。4人とも完璧にそろった冴え渡るタイトなボウイングですが、精度の高い緻密な表現が極まり、艶っぽく美しいメロディーを奏でる場面では、エロティックささえ感じさせる。ハイドンの弦楽四重奏を張り詰めた緊張感満点で聴かせる名盤。録音もこうした演奏に華を添える精緻なもので、クァルテット好きには宝物になるアルバムだ。
ジュリアード音楽院の校長であった作曲家ウィリアム・シューマンの提唱により第2ジュリアード弦楽四重奏団は、同校の教授たちによる4人のメンバーの高い技量を背景とした、感情をそぎ落としたドライで直線的な表現で世界の好楽家に衝撃を与えました。彼らの出現はまさに戦前のヨーロッパの演奏伝統を打ち破るように、当時の聴き手を驚かせるエポックメーキングな出来事でした。
戦前の弦楽四重奏と言えば、カペー弦楽四重奏団やレナー弦楽四重奏団のように第1ヴァイオリンが技術的にも音楽的にも抜きん出ていて、アンサンブルを主導しチームの音楽性を支配することによって演奏を作り上げていました。また演奏解釈上も旋律を曲線的に捉え、テンポの緩急を多用した情緒あふれる演奏スタイルが主流でした。そうした嗜好の中で、安定しきった技巧と精妙な合奏、鋭い感覚の冴え、そして格調高い音楽は、およそ余分な肉づけを見せない表現法で端的に弦楽四重奏という音楽の本質を明らかにし、まさにクァルテットの理想郷ともいうべき神業が実現されていた、と云わしめた。
そして、創設以来1997年まで半世紀にわたって第1ヴァイオリンを務めたロバート・マン、そのものだったと今は云えよう。他のメンバーは何度も入れ替わっている ― そのマンを中心に、卓抜した統一感のある演奏を特色とした、アール・カーリス(第2ヴァイオリン),ラファエル・ヒリヤー(ヴィオラ)、クラウス・アダム(チェロ) ― 当時ブダペストと並ぶクァルテットであったことは間違いない。ジュリアードSQの第1期黄金時代と言っていい、本家コロンビアに再度移る直前にEPICレーベルで行われた、1966年4月ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオでの録音。この演奏は鍛え上げられたアメリカの弦楽四重奏の一時代を象徴する、くっきりシャープで無駄のない引き締まった演奏が冴えわたる見事なもの。優雅なハイドンをものともせず、冒頭から圧倒的なハイテンション。4人とも完璧にそろった冴え渡るタイトなボウイングですが、精度の高い緻密な表現が極まり、艶っぽく美しいメロディーを奏でる場面では、エロティックささえ感じさせる。ハイドンの弦楽四重奏を張り詰めた緊張感満点で聴かせる名盤。録音もこうした演奏に華を添える精緻なもので、クァルテット好きには宝物になるアルバムだ。
詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。プライバシーに配慮し、会員登録なしで商品をご購入いただけます。梱包には無地のダンボールを使用し、伝票に記載される内容はお客様でご指定可能です。郵便局留めや運送会社営業所留めの発送にも対応しております。
入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。
GB DGG 2530 533 メロス弦楽四重奏団 シューベルト・弦楽四重奏曲14番「死と乙女」/12番
GB COLUMBIA 33CX1826-28 ジュリアード四重奏団 モーツァルト・弦楽四重奏曲「ハイドン・セット」
US VOX PL12.850 アーロン・ロザンド The Violinst
GB COLUMBIA SAX5259 オットー・クレンペラー モーツァルト・セレナード10番「グラン・パルティータ」
DE EMI ASD4032リヒテル&ボロディンSQ シューベルト・鱒
RU MELODIA 33C-04576 コーガン スヴェトラーノフ ラザノフ ラフマニノフ・ピアノ三重奏曲2番
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Posted by analogsound at 22:55│Comments(0)
│室内楽