クラウドソーシング「ランサーズ」

2019年10月21日

FR CBS CBS76268 ジュリアード弦楽四重奏団 シューベルト・弦楽五重奏曲

《通販レコードのご案内》数あるシューベルトの名曲の中でどうしても一曲だけというなら私はこれを選びます。


FR CBS CBS76268 ジュリアードSQ シューベルト・弦楽四重奏曲

品番34-13248
商品名 FR CBS CBS76268 ジュリアードSQ シューベルト・弦楽四重奏曲
レコード番号 CBS76268
作曲家 フランツ・シューベルト
演奏者 ジュリアード弦楽四重奏団 バーナード・グリーンハウス
録音種別 STEREO
ジャケット状態M-
レコード状態 M-
製盤国 FR(フランス)盤
グレード(室内楽) レギュラー

販売レコードのカバー、レーベル写真

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レーベル・ワンポイントガイド

"Walking Eye" in Center》は、“一つ目”とも呼ばれますが CBS という報道機関の象徴として目と足を模したウォーキング・アイとよばれるロゴが中央に描かれているデザインです。米国内プレスでなく、英国プレス、仏国プレス盤で主に使用されています。

  • Record LabelTURQUOISE WITH BLACK LETTERING
    Recording & WeightSTEREO (140g)
    Release & Stamper1974
    • 通販レコード
    • オーダー番号34-13248
    • 販売価格2,500円
      (税別)
    • 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。

詳細掲載ページ
https://recordsound.jp/analogsound/index.php?mode=detail&gid=13248

ジュリアード弦楽四重奏団の第1回目のベートーヴェン全集における、彼らのシャープな技術と強烈な表現力は、柔和なスタイルが主流だった当時の四重奏の演奏に大きな衝撃を与えた。このキビキビしたテンポは快感を伴う。そのベートーヴェンの延長にあるこのモーツァルト聴いてと、まだブダペストを聴くのかと自問した。
ジュリアード音楽院の校長であった作曲家ウィリアム・シューマンの提唱により第2ジュリアード弦楽四重奏団は、同校の教授たちによる4人のメンバーの高い技量を背景とした、感情をそぎ落としたドライで直線的な表現で世界の好楽家に衝撃を与えました。彼らの出現はまさに戦前のヨーロッパの演奏伝統を打ち破るように、当時の聴き手を驚かせるエポックメーキングな出来事でした。
戦前の弦楽四重奏と言えば、カペー弦楽四重奏団やレナー弦楽四重奏団のように第1ヴァイオリンが技術的にも音楽的にも抜きん出ていて、アンサンブルを主導しチームの音楽性を支配することによって演奏を作り上げていました。また演奏解釈上も旋律を曲線的に捉え、テンポの緩急を多用した情緒あふれる演奏スタイルが主流でした。そうした嗜好の中で、安定しきった技巧と精妙な合奏、鋭い感覚の冴え、そして格調高い音楽は、およそ余分な肉づけを見せない表現法で端的に弦楽四重奏という音楽の本質を明らかにし、まさにクァルテットの理想郷ともいうべき神業が実現されていた、と云わしめた。
そして、創設以来1997年まで半世紀にわたって第1ヴァイオリンを務めたロバート・マン、そのものだったと今は云えよう。他のメンバーは何度も入れ替わっている ― そのマンを中心に、卓抜した統一感のある演奏を特色とした、当時ブダペストと並ぶクァルテットであったことは間違いない。

シューベルト/弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956
数あるシューベルトの名曲の中でどうしても一曲だけというなら私はこれを選びます。この曲は、主に海外の批評家筋でアルバン・ベルク四重奏団の演奏が評価が高いので、それから聴いてしまった初心者には気の毒です。シューベルトは毎日ベートーヴェンの背中を見つめ続けて、交響曲では向かい合うことは出来ませんでしたが、室内楽では一歩、ベートーヴェンを追い越した。弦楽四重奏にチェロをもう一本応援を求めてのことだから、ベートーヴェンの横顔を伺うことはできなかった様子ですが。多楽章をあれこれと試みたベートーヴェンの後期四重奏曲は様式への挑戦。シューベルトはチェロを増やすことで、リズムとハーモニーから解放された低音のメロディを勝ち得た。という進化でした。
弦楽五重奏曲には、弦楽四重奏にヴィオラを加える「ヴィオラ型」と、弦楽四重奏にチェロを加える「チェロ型」の2タイプあり、モーツァルトやベートーヴェンはヴィオラ型を好み、ボッケリーニやシューベルトはチェロ型を好みました。
ちなみにブラームスは若い頃にチェロ型を試みようとして不完全に終わり、後年になってヴィオラ型で2曲の弦楽五重奏曲を残しています。内声の充実を求めたヴィオラ型、厚く深みのある響きを求めたチェロ型。作曲家によって好みが異なるのはとても興味深い表れ方です。
シューベルトの生涯最後の室内楽作品であるとともに、彼の弦楽五重奏としては唯一の作品。死のわずか3ヶ月前に書かれた傑作です。
死の年の作品であるせいか時に暗い影がさすこともあるが、シューベルトらしい歌に富みかつ構築性にも欠けていない名曲だ。ジュリアードの演奏は情熱あふれ、陰翳も豊か。とりわけ2楽章の歌と情熱、3楽章のスケルツォ主題とトリオとの対比の妙がいい。
シューベルトの心が引き裂かれるような切なく美しい旋律が連ねられている、とても内面的な音楽をこれほどまでに異世界的に、この世ならざるソノリティをもって演奏された例は、他になかなかないといえるでしょう。
ジュリアード弦楽四重奏団
[ロバート・マン(1st Vn、アール・カーリス(Vn)、サミュエル・ローズ(Va)、クラウス・アダム(Vc)]
バーナード・グリーンハウス(Vc)
制作:P: R.キロウ
録音:E: F.プラウト, M.チェリン


詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。プライバシーに配慮し、会員登録なしで商品をご購入いただけます。梱包には無地のダンボールを使用し、伝票に記載される内容はお客様でご指定可能です。郵便局留めや運送会社営業所留めの発送にも対応しております。

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Posted by analogsound at 22:00│Comments(0)室内楽
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