クラウドソーシング「ランサーズ」

2019年09月29日

DE COLUMBIA SMC91439 ニコライ・ゲッダ リートの世界

《通販レコードのご案内》ジーリやスキーパからもリリカルな優雅さとデリカシーを継承、自身の声質の適性を見極めて不適当と判断した役柄には手をつけず、一方で、オペレッタや、ミュージカル作品に魅力を発揮。カラス、ロス・アンヘレス、シュヴァルツコップといったトップ・ソプラノとの共演でも指名されている。


DE COL SMC91439 ニコライ・ゲッダ リートの世界

品番34-7116
商品名 DE COLUMBIA SMC91439 ニコライ・ゲッダ リートの世界
レコード番号 SMC91439
演奏者ニコライ・ゲッダ ジェラルド・ムーア
録音種別 STEREO
ジャケット状態 EX-
レコード状態 M-
製盤国DE(ドイツ)盤
グレード(声楽)レギュラー

販売レコードのカバー、レーベル写真

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レーベル・ワンポイントガイド

コロムビア(Columbia)社のレコードで、最もオーディオファイルに人気があるのは、オットー・クレンペラーやアンドレ・クリュイタンス、ダヴィッド・オイストラフそしてレオニード・コーガンなどの名録音で非常に有名な、SAX(サックス)シリーズでしょう。ドイツ・プレス初期盤。
COLUMBIA 音符マーク》の最も初期のレーベルは、白地に円形のラベルで音符マークをあしらい、金色で縁取りがされているデザインです。
このデザインは、EMI(HMV)の「ホワイト&ゴールドニッパー」とレイアウトが似ているが、ニッパー犬の代わりに、音符が印刷されています。レーベルのどこかに「Columbia」の文字が入っているため、簡単に見分けが付きます。

  • Record LabelWHITE & GOLD
    Recording & WeightSTEREO 1枚組 (170g)
    Release & Stamper1/1
    • 通販レコード
    • オーダー番号34-7116
    • 販売価格2,500円
      (税別)
    • 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。

詳細掲載ページ
https://recordsound.jp/analogsound/index.php?mode=detail&gid=7116

EMI録音のフランス・オペラのレコードを手にとると、トップ・ソプラノの相手役はニコライ・ゲッダばかりといっても過言ではないほどでした。
それはフランス・オペラに限りませんで、様々なジャンルの膨大な数の録音を残していますが、当時わたしが興味を持った、主なレパートリーのひとつがフランス・オペラでした。
ファウスト、ホフマン、ホセ(カルメン)、ウェルテル、ロメオ、ナディール(真珠採り)、ジェラルド(ラクメ)、デ・グリュー(マノン)、ヴァンサン(ミレイユ)、ファウストの劫罰、トロイ人、キリストの幼時、などなど。そして、そのどれもが素晴らしいものでした。
歌声はリリックテノールで、しかも情熱的かつ知的なところが魅力です。知的なイメージを登場人物に感じさせるテノール・ヴォイスで、イタリア・オペラのテノールと違うフランス・オペラの甘美なアリアを、知的にキリリと歌いあげられる稀有な歌手でした。
スウェーデン人のゲッダは、7ヶ国語に堪能だったといわれ、だからこそ膨大な数のレパートリーを完成度高く歌えるということからもオファーがあったのでしょうし、それを熟し切った常人離れした頭脳の持ち主だったのだと思います。その知性が歌に表れています。
ハリー・グスタフ・ニコライ・ゲッダは1925年7月、スウェーデンの音楽ファミリーに生まれました。父のミハイル・ユスティノフはロシア生まれで1928年にはライプツィヒでロシア正教会の合唱指揮者となっています。ゲッダは子供の頃から音楽に親しむ一方、語学の才能に恵まれ、自由に5ヶ国語(ドイツ、英、フランス、スウェーデン、ロシア)を話せたといいます。
変声期後、風呂場で軽く高いテナーであることを自ら発見したといわれるゲッダは、プロの道を行くつもりは無く、はじめは銀行員となりましたが、顧客であった王立オペラの演奏者からスウェーデン最高の音楽教師といわれたエーマンとのコンタクトを勧められ、24歳でエーマンの弟子となり2年後ストックホルムの王立音楽院にスカラシップ付きで入学、本格的に音楽の勉強を開始しました。
1952年4月8日、アダンの「ロンジュモーの郵便屋」主役でデビュー、センセーションはロンドンに伝わり、ドブロウェン指揮、ボリス・クリストフ主役のムソルグスキー「ボリス・ゴドゥノフ」のドミトリー役で録音の機会を与えられました。彼の高く軽やかなテナーはバッハにも適性を認められ、同年のカラヤン指揮「ロ短調ミサ」録音にも起用され、15年後にはクレンペラー指揮の同曲でも起用されることとなりました。
ゲッダは知性的な歌手であり、自身の声質の適性を見極めて不適当と判断した役柄には手をつけず、ワーグナーでも「ローエングリン」はレパートリーとしましたが、他のワーグナー作品には参加していません。オペラの役柄に制限を課す一方で、オペレッタや、ミュージカル作品には親しみ、リヒャルト・タウバーの後継者と言われました。またジーリやスキーパからもリリカルな優雅さとデリカシーを継承しています。トップ・ソプラノとの共演でも指名され、カラス、ロス・アンヘレス、シュヴァルツコップとのオペラ録音、ローテンベルガーとのオペレッタ録音が残されています。


詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。プライバシーに配慮し、会員登録なしで商品をご購入いただけます。梱包には無地のダンボールを使用し、伝票に記載される内容はお客様でご指定可能です。郵便局留めや運送会社営業所留めの発送にも対応しております。

初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」

入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。



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Posted by analogsound at 13:00│Comments(0)声楽曲
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