2020年01月15日
NL PHILIPS 411 459-1 コリン・デイヴィス ドレスデン・シュターツカペレ管 モーツァルト・魔笛
《通販レコードのご案内》シュライアーやモル、アダムといった第一人者の貫禄の歌唱に、当時まだ新進だったセッラやメルビーら若手陣配合の面白さは、現在でも存在価値十分。
品番 | 34-23585 |
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商品名 | NL PHIL 411 459-1 デイヴィス・ドレスデンシュターツカペレ管 MOZART DIE ZAUBERFLOTE |
レコード番号 | 411 459-1 |
作曲家 | リヒャルト・ワーグナー |
演奏者 | クルト・モル ペーター・シュライヤー マーガレット・プライス |
オーケストラ | シュターツカペレ・ドレスデン |
指揮者 | コリン・デイヴィス |
録音種別 | STEREO |
ジャケット状態 | M- |
レコード状態 | M- |
製盤国 | NL(オランダ)盤 |
グレード(オペラ) | ミディアム |
レーベル・ワンポイントガイド
《Digital Classics》1979年11月、フィリップス社初のデジタル録音が行われる。(コリン・デイヴィス指揮の「展覧会の絵」ほか。同社のCD第1号は、1982年録音のイ・ムジチ合奏団による「四季」。)デジタル時代の初期レーベルは、アナログ録音盤と同じ赤地にホワイトロゴですが、LP最終期になると、レーベルが銀色に変更されていった。1891年、社員僅か20人で、電球の生産からスタートしたオランダの家電メーカー・PHLIPIS社が1950年にレコードレーベルを立ち上げた。これが、アムステルダム・コンセルヘボウ管弦楽団などの名録音などで名門レーベルとして知られるフィリップスレーベルである。レーベルのデザインが変化するのは激しかったがしかし、世界屈指の名ホール・コンセルトヘボウの音響を思わせる、ちょっと軽やかでふくらみのある美しい音色は痩せることなく、我々オーディオファイルを常に魅了している。Record Label フィリップスデジタル録音 Recording & Weight STEREO 4枚組 Release & Stamper 1985 - 通販レコード
- オーダー番号34-23585
- 販売価格10,000円
(税別) - 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。
- 詳細掲載ページ
- https://recordsound.jp/analogsound/index.php?mode=detail&gid=9264
すでに故人となったフリッツ・ヴンダーリヒが西ドイツを代表するならば、ペーター・シュライヤーは東ドイツの誇るリリック・テノールである。
彼はエルベ河畔のマイッセン近郊ガヴェルエツという小さな村で幼年時代を過ごした。音楽教師で合唱指揮者であった父親の手ほどきを受け、ドレスデンの音楽学校で学んだ後、1959年にドレスデン国立歌劇場の養成所に入り、2年後には早くもその舞台にデビュー、リリックな役どころやコミックな役どころで成功を収めた。また同時にコンサート歌手としても積極的な演奏活動を続け、現にベルリン国立歌劇場を中心に東ドイツばかりでなく、西ヨーロッパでの活躍も目覚ましく、東西両ドイツを通じて最高のリリック・テノールとして活躍を続けた。
戦後最高のモーツァルト指揮者であるカール・ベームのもとで、数々のモーツァルト作品を歌い、彼自身もまた最高のモーツァルト歌手であるとみなされている。しかし、シュターツカペレ・ドレスデンのヴァーグナー録音となる『ラインの黄金』、『ジークフリート』では傑出したローゲとミーメを歌った。ほか、政治的な保守派で親ナチ的イメージを持たれることすらあった作曲家プフィッツナーのオペラ『パレストリーナ』の主役を、世界初演の地であり、この作品がしばしば上演され、かつてはナチとも縁の深かった西ドイツ(当時)のミュンヘン(バイエルン国立歌劇場)だけでなく、反ナチが国是であった東ドイツの東ベルリンでも歌っている。
シュライアーは活動初期からドイツ歌曲の優れた歌唱でも知られ、今なお傑出したシューベルトやシューマンの歌い手である。ヨハン・ゼバスチャン・バッハの音楽も若い頃から重要なレパートリーの中心としてきた。1970年以来、シュライアーは指揮者としても活躍し、モーツァルト、ヨハン・ゼバスチャン・バッハとハイドンの作品を特に好んで演奏した。2000年6月、オペラの舞台から引退。最後に出演した演目は『魔笛』の王子タミーノであった。2005年末で歌手生活から引退し、以後は公の場での演奏活動では指揮に専念することを発表して、世界各地でお別れ公演を行った。日本では11月16日、岡谷で行われたシューベルトの歌曲集『冬の旅』の演奏会が、日本で歌手としてのシュライアーに接することのできる最後の機会となった。「ペンギン・CDガイド」ではシュライアーのシューベルトの『白鳥の歌』の録音について、声が衰えたことを認めつつ歌詞に沿った声の表現を賞賛し、同じ評者は『冬の旅』についても詩の読みの深さ、表現の的確さを賞賛している。
2005年12月22日、チェコのプラハにあるルドルフィヌム(芸術家の家)のドヴォルザーク・ホールにおいて行われたチェコ・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会で、ヨハン・ゼバスチャン・バッハの『クリスマス・オラトリオ』第1部〜第3部を指揮し、自らもエヴァンゲリストを歌った。これはシュライアーの歌手としての完全引退公演であった。バッハにおいては歌い手、指揮者として一流であり、同一プログラムで行われた前日の演奏会同様、約1100人収容のホールは満員となった。後は指揮活動と教育活動に重点をおき、自身の出身であるドレスデン十字架合唱団の指揮などを行っている。
本盤でも、シュライアーやモル、アダムといった第一人者の貫禄の歌唱に、当時まだ新進だったセッラやメルビーら若手陣配合の面白さは、現在でも存在価値十分。DVD ― 当時はレーザーディスクのための収録で、レコードでも発売します、というあしらいでしたが、第一級のオーディオファイル盤に仕上がっており心底「映像」は不要と思いたくなる秀逸盤。1980年以後、録音はすべてデジタルで行われ、1982年以降の新譜はLPとともにCDでも発売されるようになりましたが、当然CD発行枚数が圧倒的、今となっては貴重なCD時代の貴重なLP。リスニングルームがオペラハウスで聴いている気持ちに化すでしょう。
彼はエルベ河畔のマイッセン近郊ガヴェルエツという小さな村で幼年時代を過ごした。音楽教師で合唱指揮者であった父親の手ほどきを受け、ドレスデンの音楽学校で学んだ後、1959年にドレスデン国立歌劇場の養成所に入り、2年後には早くもその舞台にデビュー、リリックな役どころやコミックな役どころで成功を収めた。また同時にコンサート歌手としても積極的な演奏活動を続け、現にベルリン国立歌劇場を中心に東ドイツばかりでなく、西ヨーロッパでの活躍も目覚ましく、東西両ドイツを通じて最高のリリック・テノールとして活躍を続けた。
戦後最高のモーツァルト指揮者であるカール・ベームのもとで、数々のモーツァルト作品を歌い、彼自身もまた最高のモーツァルト歌手であるとみなされている。しかし、シュターツカペレ・ドレスデンのヴァーグナー録音となる『ラインの黄金』、『ジークフリート』では傑出したローゲとミーメを歌った。ほか、政治的な保守派で親ナチ的イメージを持たれることすらあった作曲家プフィッツナーのオペラ『パレストリーナ』の主役を、世界初演の地であり、この作品がしばしば上演され、かつてはナチとも縁の深かった西ドイツ(当時)のミュンヘン(バイエルン国立歌劇場)だけでなく、反ナチが国是であった東ドイツの東ベルリンでも歌っている。
シュライアーは活動初期からドイツ歌曲の優れた歌唱でも知られ、今なお傑出したシューベルトやシューマンの歌い手である。ヨハン・ゼバスチャン・バッハの音楽も若い頃から重要なレパートリーの中心としてきた。1970年以来、シュライアーは指揮者としても活躍し、モーツァルト、ヨハン・ゼバスチャン・バッハとハイドンの作品を特に好んで演奏した。2000年6月、オペラの舞台から引退。最後に出演した演目は『魔笛』の王子タミーノであった。2005年末で歌手生活から引退し、以後は公の場での演奏活動では指揮に専念することを発表して、世界各地でお別れ公演を行った。日本では11月16日、岡谷で行われたシューベルトの歌曲集『冬の旅』の演奏会が、日本で歌手としてのシュライアーに接することのできる最後の機会となった。「ペンギン・CDガイド」ではシュライアーのシューベルトの『白鳥の歌』の録音について、声が衰えたことを認めつつ歌詞に沿った声の表現を賞賛し、同じ評者は『冬の旅』についても詩の読みの深さ、表現の的確さを賞賛している。
2005年12月22日、チェコのプラハにあるルドルフィヌム(芸術家の家)のドヴォルザーク・ホールにおいて行われたチェコ・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会で、ヨハン・ゼバスチャン・バッハの『クリスマス・オラトリオ』第1部〜第3部を指揮し、自らもエヴァンゲリストを歌った。これはシュライアーの歌手としての完全引退公演であった。バッハにおいては歌い手、指揮者として一流であり、同一プログラムで行われた前日の演奏会同様、約1100人収容のホールは満員となった。後は指揮活動と教育活動に重点をおき、自身の出身であるドレスデン十字架合唱団の指揮などを行っている。
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詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。プライバシーに配慮し、会員登録なしで商品をご購入いただけます。梱包には無地のダンボールを使用し、伝票に記載される内容はお客様でご指定可能です。郵便局留めや運送会社営業所留めの発送にも対応しております。
入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。
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Posted by analogsound at 12:30│Comments(0)
│オペラ