ベートーヴェンの演奏では同時代のシュナーベルと並ぶ第一人者で、その自由闊達、自由奔放、一言で言うと即興的と言える好対照で魅了する。スイス出身のピアニスト、エトヴィン・フィッシャー(1886〜1960)の活躍は1920年代からでバロック音楽を歴史的な志向で取り組んだ先駆者の一人でもある。
現代ではフィッシャーより巧みにこのバッハを弾きこなせる優れたピアニストは数多いが、だがその優れた演奏技術を駆使して我々聴衆を説得し、時には慰めてくれるバッハを聴かせてくれるだろうか。フィッシャーが亡くなって60年、未だに聴き手に対して影響を持ち続けているディスクは、知る限りではこのフィッシャーとこの奉仕の精神の対極に位置するカナダの異端児グールドぐらいではあるまいか。
バッハやモーツァルトの協奏曲をピアノを弾きながら指揮したのは当時として画期的なスタイルであった。彼の解釈は、バッハ作品でさえも、ロマンティックに思考され説得力に富むものでした。
鍵盤協奏曲第1番ニ短調 BWV1052、第4番イ長調 BWV1055、第5番ヘ短調 BWV1056
エトヴィン・フィッシャー室内管弦楽団、エトヴィン・フィッシャー(指揮)
1933年1月、1936年10月5日、1938年11月21、23日、ベルリン録音
レコードサウンド/カテゴリ指定
詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。プライバシーに配慮し、会員登録なしで商品をご購入いただけます。梱包には無地のダンボールを使用し、伝票に記載される内容はお客様でご指定可能です。郵便局留めや運送会社営業所留めの発送にも対応しております。
入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。