学究的なピアニストでもあったエトヴィン・フィッシャー(1886-1960)。外面的な派手な効果を避けて、ドイツ的内面的に音楽を追求した。彼の解釈は、バッハ作品でさえも、ロマンティックに思考され説得力に富むものでした。
バッハやベートーヴェンの解釈者として尊敬を集めたフィッシャーと、エリーザベト・シュヴァルツコップが共演したシューベルト歌曲集。シュヴァルツコップの歌は言葉の一つ一つを入念に掘り起こし、ドイツ語を話さない人の心にまでその内容を十二分に理解させる説得力があります。そうした「思い入れ」がエドヴィン・フィッシャーの伴奏を得て、最高レベルに伝わってきます。なかでも「音楽に」(楽に寄す)は、この世のおぞましい日常にもかかわらず、温かい愛へと導いてくれる心優しい芸術への感謝を歌った、シューベルトの歌曲の中でも屈指の名品。
1952年10月4-7日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオでのモノラル(セッション)録音。
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