1950年代前半は、カラヤン壮年期の颯爽とした演奏が多く残っています。また、フィルハーモニア管弦楽団も1950年代前半は総じて爽快な演奏が多く、1950年代後半以降は思い切りがなくなっていくのは指揮者の実質交代のためかレコーディング・オーケストラには戸惑いがあったのでしょうか。
ハミルトン・ハーティ編曲による『水上の音楽』は現在あまり演奏されません。古楽器オーケストラによる3つの組曲に別れたバージョンを聴くことが殆どです。ホグウッドの録音は新鮮で衝撃的、学術脳の興味も満足させてくれましたが、今でもまだ前時代のヘンデル演奏の魅力を伝えるものも残っていたようです。
ハーティ編曲の『水上の音楽』は1950年代~1960年代には様々なオーケストラが演奏していましたが、1970年代以降は急減してしまったようです。カラヤンも1959年の録音以降は、ヘンデルの作品はが合奏協奏曲集のみで、『水上の音楽』は再録音していません。勿論、原典版の魅力は揺るがないものの、モダン・オーケストラが演奏するように編曲されたハーティ編曲版は時折無性に聴きたくなるものです。
1952年7月、キングズウェイ・ホールでのモノラル・セッション録音。
レコードサウンド/カテゴリ指定
詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。プライバシーに配慮し、会員登録なしで商品をご購入いただけます。梱包には無地のダンボールを使用し、伝票に記載される内容はお客様でご指定可能です。郵便局留めや運送会社営業所留めの発送にも対応しております。
入手のメインルートは、英国とフランスのコレクターからですが、その膨大な在庫から厳選した1枚1枚を大切に扱い、専任のスタッフがオペラなどセット物含む登録商品全てを、英国 KEITH MONKS 社製マシンで洗浄し、当時の放送局グレードの機材で入念且つ客観的にグレーディングを行っております。明確な情報の中から「お客様には安心してお買い物して頂ける中古レコードショップ」をモットーに運営しております。