ケネディの出世作となった録音。エルガーのヴァイオリン協奏曲の決定盤。チェロ協奏曲は大いに有名で、大チェリストの独奏によるレコード録音も、演奏会の頻度も非常に高いものですが、こちらは演奏時間が50分以上かかるうえ、技巧的にも難易度が高く、聴衆の集中力の持続の点で、演奏会でプログラムにされる頻度は、まだまだ少ない。
28歳で、この曲を録音するとグラモフォン誌の『ベストレコード・オブ・ザ・イヤー』に選出される本格大物ぶりを発揮してます。ヴァーノン・ハンドレーという、このうえもない英国音楽の導き手に支えられて、正攻法ともいえる英国伝統に根差したアプローチで、第1楽章は年齢を感じさせない大人びた、渋い演奏を繰り広げます。対してキッパリした終楽章と、瑞々しい2楽章は、この時期のケネディならではの魅力といえます。
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